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お米ができるまで

田植えから始まり秋の収穫に至るまで、"我が子"のように慈しみ、手塩にかけて育てる後藤農産のお米。その一粒一粒がどのように育てられているのかご紹介します。

田んぼ風景

3月

温騰消毒

60度位のお湯に種籾を10分間浸けて消毒します。
人間がお風呂に入るのと同じ様に お米も清潔にするわけです。薬品など一切使わずに清潔な種籾になります。

温騰消毒1 温騰消毒2 温騰消毒3 温騰消毒4

4月

種まき

消毒した種籾をきれいな水につけ数日間かけゆっくり水分を浸透させます。
その後30度位の温室に入れ発芽させます。きちんと発芽したら機械で苗箱に撒いていきます。撒いた苗箱はビニールハウスに並べて上に布団を掛けるようにビニールを掛け温かくします。

種まき1 種まき2 種まき3 種まき4

4月~5月

育苗管理

種まき後数日で芽が出てきます。
毎日ビニールハウスを開けたり水をやったりして温度と湿度を管理します。一番大事な時期ですので目が離せません。子供と一緒で手がかかる時期です。生えそろったら苗に圧力をかけて倒したり 上のほうを刈り取ったりします。そうすることによって、強く逞しい苗になっていきます。

育苗管理1 育苗管理2 育苗管理3 育苗管理4

5月

田植え

田んぼに水も入り、トラクターで代掻きした後は 田植えが始まります。
ビニールハウスから軽トラックで移動し田植え機械で植えます。同じ間隔できちんと列が曲がらないように植えるのは難しいです。今までビニールハウスにあった苗が田んぼに植わると子供が始めて学校に行った時と同じような気持ちになります。元気に育ってほしいものです。

田植え1 田植え2 田植え3 田植え4 田植え5

5月~9月

圃場管理

田植え後は、毎日田んぼをパトロールします。
ザリガニなどに穴をあけられて水が無くなっていないか?病気などにかかっていないか?一枚一枚回って見ます。田んぼには色々な生き物がいてとてもにぎやかです。後は、定期的に田んぼが荒れないように草刈をし、夏場に中干しと言って機械で溝を切って水を落とします。この時期、稲の成長は花が咲き実が出来始める頃です。カメムシ等の害虫や病気にはかなり気を使います。

圃場管理1 圃場管理2 圃場管理3 圃場管理4

9月~10月

稲刈り

いよいよ待ちに待った。収穫の時です。
田んぼは黄金色に輝き稲はこうべを垂れています。コンバインで刈り取り家の乾燥施設に運びます。今は機械が普及していて仕事がかなり速くなりました。昔の人は休みなく鎌を使って刈り取っても何日もかかったそうです。先人に感謝です。

稲刈り1 稲刈り2 稲刈り3 稲刈り4

乾燥・籾摺り

乾燥・籾摺り

家に運んだ籾を乾燥機に移して水分が18%位になるまで乾燥させます。
乾燥させることにより貯蔵が出来るようになります。乾燥後は籾摺りといって機械で殻をとります。その際、色彩選別や石抜きなどを行い米以外の物や虫害米・未熟米などを取り除きます。これでやっと玄米が出来上がります。

乾燥・籾摺り1 乾燥・籾摺り2 乾燥・籾摺り3 乾燥・籾摺り4

10月~11月

検査

玄米を検査所に持って行き検査します。
複数の検査員の方が色・形・大きさ・水分・不純物の有無などを何度も確認して等級を出します。お米は「一等・二等・三等・等外」と等級がわかれており、今年はおかげさまで全て一等米でした。
その後、検査証を発行していただき晴れて「宮城県産 ひとめぼれ 一等米」となります。一年間で一番うれしいときです。
検査後は自宅にある低温倉庫で品質・風味などが変わらないように保管し、御注文後に精米してみなさんが毎日食べているお米になります。
新米は見た目も香りも良くおいしいですよ。ぜひご賞味下さい。

検査1 検査2 検査3 検査4

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